今となっては笑い話しですが、僕は僕が掴んだ得体の知れない根拠も不明瞭なインターネット上の情報や繋がりが、自分の人生を救ってくれて思い通りのものにしてくれると本気で思っていた時期がありました。
自分の中の不安を直視せず、不安の解消を他人に委ね、無理を重ね、そして自滅しました。
自分自身と向き合わず、問題を直視せず、自分自身を置き去りにしていたのです。
表面だけしか見て、自分自身は見なかった
僕は小さい頃から周囲の目を気にする子供でした。おそらく幼少期の育った環境が大きく影響していると思うのですが、何かしようとする時は常に「他人からどう思われるか」ということを一番に考えるのが染み付いていました。
また、「カッコイイ」「オシャレ」というものがとっても好きで、とっても憧れもあったので、自分もそうなりたいと思っていたのですが、いつの日からか他人からそう思われたいというのが優先されるようになりました。
何かを選択するとき、その何かを「自分がどう思うか、自分がやりたいものか」という気持よりも、その何かを選んだり、行動した自分が「他人からどう思われるか、どのように見えるか」を優先するようになりました。
そして自分自身もそのように自分が行動することで自分が本当はどんな状態で、どんな気持なのかは見えなくなっていき知らず知らずのうちに疲弊していってました。
気づくきっかけは残酷な現実・・・
とにかく疲弊していたのですが、それをつねに誤魔化しながら無茶を続けていました。
でもその無茶は徐々に借金という形で現れてきて、そしてそれは自分を極限まで追い込みました。
藁にもすがる気持ちでいろんな改善策(今となっては単なる延命策でしたが・・・)を実行し、それでもどうにもならず・・・。
そんなある時、ある仲間の言葉を思い出しました。
「私が皆木さんの人生を救う。そのためならなんでもする」
これは借金苦のどん底状態から一発逆転を狙って実践したネットワークビジネスのアップの言葉です。
この言葉を真に受けていたわけではないですが、とにかくどうにか今の状況を脱したかったので僕は連絡を取りました。
「助けてください」
この言葉に対する返答は、
「私も今大変な状況だから、申し訳ないけど力になれない」
というものでした。
やっぱりなぁという気持と、自分がやってきたことはなんだったんだろうと思わざるを得なかった瞬間でした。
とにかく自分自身の本音に向き合う
一連の出来事で僕が理解したのは、自分の人生の責任は自分しか負えなくて、所詮他人は他人なんだということでした。
ねんだかネガティブに聞こえるかもしれませんが、ポジティブにその現実を受け止めました。
そこから僕は変わりました。
自分の人生の残り時間を考えるようになり、あと何人の人と出会い、どんなことを経験でき、どんな時間を過ごせるだろうと考えるようになりました。そう考えると1秒たりとも無駄にできないなと思うようになり、無駄にしないためにはどうするかを考えるようになりました。
僕が出した答えは、自分自身を大切にし、自分自身の貴重な時間を大切にし、自分自身の本心を大切にする事でした。
人生には選択がたくさん有りますが、その選択の第一優先は自分自身の本心に従うようにしました。
こういう風に生き方を変えてから、自分の周囲では様々な変化が起きましたが、お蔭様で自分が心地よいものしか周りにいなくなり、そして今毎日を自分の思い通り満足した時間を送ることが出来るようになりました。
自分の人生を真剣に生きようと思ったとき、何よりも自分自身を大切にするべきだと思います。
自分の本心に耳を傾け、自分自身で納得した選択をしていく。
こうすることで人生はどんどん好転していきます。
自分自身を大切にして、自分の人生の責任を自分で負いましょう。