僕はたくさんの失敗をしてきました。
小さな小さな、ほんの些細な失敗から、人に話したらドン引きされちゃうような失敗まで、気づけば本当にたくさん。
失敗が増えていくとだんだんと次の失敗が怖くなったり、
もう失敗したくないという気持ちが働いたり、
失敗を取り返すために判断能力がおかしくなったりと、
いろんな影響が出てきます。
失敗したことばかりにフォーカスしてしまい、なんだか自分はダメなんだなと思ってしまうものです。
僕自身ももちろん失敗で落ち込んだこともあるし、悩んだこともあります。恥ずかしい思いもしたし、相当な痛手も負いました。
でも僕が思っているのは、全てが今の自分の糧になっているなぁということです。
行動した先にはじめて「失敗」がある
失敗はしないほうがもちろんいいと思います。
失敗の種類にも色々とありますが、失敗の内容が単純ミスやケアレスミスだとしたら、
仕事の上ではそれはマイナスにしか働かないですし、自分の評価を下げるものにもなります。
失敗をすることで、誰かに迷惑をかけることもありますし、自分の信頼を失うことだってあります。
なので自分の努力や注意で防げる失敗はもちろんしない方がいいと思います。
一方で失敗は行動したことの証だとも思っています。
なぜなら新しいチャレンジには失敗はつきものだからです。
現状維持ではなく、何かを求めて動いたからこそ経験できるものが失敗だと思っています。
「失敗は成功の元」ということわざもあるとおり、
新しい挑戦で最初からうまくいくことなんてほとんど無いんだと思います。
失敗して、修正して、また失敗して、修正して・・・
この繰り返しが、成功につながるんだと思います。
もしあなたが今、何かに挑戦していて失敗ばかりだとしたら、それはあなたが行動している証拠です。
失敗し続けている自分を非難するだけでなく、失敗に比例して行動している自分を認めてあげてください。
全力で行動した結果の「失敗」はあなたの武器になる
とは言っても、ただただ闇雲に失敗をすれば良いというわけではありません。
何も考えずただやってみただけでは、もちろん無駄ではありませんが、その恩恵は半減しているといえると思います。
きちんと考え、自分で自分の行動を振り返り、失敗を見つめ直すことで、その失敗はあなたの糧となり武器となります。
たとえその場その場ではただの恥ずかしい思いだけであったり、
消してしまいたい出来事だったりしたとしても、
不思議なものできちんと見つめ直し、様々な感情を受け止め、
その「失敗」を消化して昇華させると、ふとした時に活きてくる時がきます。
失敗を積み重ねることは経験を積み重ねることです。
失敗を経験していない人が知りえることが出来ない感情や経験をあなたは積み重ねているのです。
同じ失敗をしないように考えて、修正して、工夫をして新しいチャレンジをする。
もちろんまた新たな失敗をすることもあると思いますが、
必ず過去の失敗があなたの糧となり目の前の失敗を乗り越える力になります。
失敗は決して無駄なことではない。
そして失敗しても大丈夫。
失敗はあなたが行動している証で、そしてあなたの引き出しとなりあなたの人生を豊かにしていってくれるものです。