TVやスマホからの情報だけでなく、会社や家族、友人からなど多くの情報を入手して毎日過ごしています。
時にはその情報に心を乱されたり、その情報のせいで嫌な気分になったりします。
情報を入手している時間は当然自分の時間を使っているわけで、
自分の精神状態を良い状態で保つためや貴重な自分の時間を大切に使用するためにも、
入ってくる情報は精査する必要があります。
疑いの目を持たないでいると、入ってくる情報が自分の基準になる。
今はインターネットの発達により、個人がいろいろと調べることができるようになりました。
その反面でフェイクニュースや情報ソースが確かなのか疑わしい情報も溢れるようになってきています。
しかしながら一般的にTVや親しい友人、会社の上司、親など、
自分が正しい情報を伝えていると思い込んでいる人からの情報は、聞いただけで鵜呑みにしてしまうものです。
おからダイエットが効果抜群とTVで放送していれば、翌日おからはスーパーから姿を消しますし、
親しい友人が〇〇知事は素晴らしいと言えば、なんとなく〇〇知事は素晴らしいんだろうなぁと思ってしまいますし、
親から文句も言わず汗水たらしてお金は稼ぐものと言われて育ったら、お金ってそうやって稼ぐしかないんだなと思ってしまいます。
僕らの思考は無意識のうちに結構周囲からの情報に左右されています。
普段から信用が置けない人の発する情報であれば最初から疑いの視点を持ちますし、
フェイクニュースばかりの情報媒体からの情報なら聞いた段階で疑いの視点を持っています。
しかしながら、自分が属している組織以外では日常の中で自分の周囲の環境は自然にできあがっていくもので、
特に自分が懇意にしている知人友人は自分で選んでいるものです。
スマホからの情報はAIの発達により自分の好みのものが良く表示されるようになってきています。
このように自分に入ってくる情報は知らず知らずのうちに自分で情報が入ってくる環境を作り上げていて、
そしてそれに対し疑いの視点を持つことは少なく、それらの情報は自分の中での当たり前や基準になっていくのです。
自分の周囲や環境は自分で選ぶことができる。
無意識のうちに自分に情報が入ってくる環境は出来上がっていると先程書きましたが、
逆にいうと意識的に選択することでその環境を作り上げることができます。
情報は様々な種類があり、メデイアから流れてくる情報だけでなく、友人の考え方や何かに対峙した時の性格等も自分に入ってくる情報で、
情報は自分の精神状態や考え方に影響を与えます。
ということは自分にとって良い影響を与える情報に囲まれていた方が、よりよい人生が送れるということなのです。
良い情報の基準は人それぞれで、Aさんにとって良い情報がBさんにとっては良い情報ではないなんてことはよくあります。
なので一概に言えない部分もあるのですが、基本的にネガティブな情報からは離れることをオススメします。
ネガティブな情報にも様々なものがありますが、多いのが愚痴や不平不満をとにかく吐き出すと言うもの。
これは聞いている方も気分は良くないですし、言っているほうも言うことで発散しているだけで何も解決していない場合が多いです。
また、何かと言うとデメリットな情報やマイナスの情報を持ち出す人がいますが、これも離れるべきです。
もちろん何か事を起こそうとしているときにリスク管理やデメリットに目を向けることはとても大切です。
ですが、デメリットな情報やマイナスの情報を常に出す人はその人の中の「無理だ」という基準をただ単にぶつけてきている場合がほとんどです。
SNSを見る機会が多くなったこのご時世ですがSNSの情報も意識的に制限しないと、見たくもないものをひたすら見なければいけません。
見たくもないのに目に入ってきてしまい、その内容に腹を立てるなんてとても無駄なことなのですが、
意識しないとそういう事象は起きてしまいます。
情報過多な今の世の中で、入ってくる情報や自分が取得する情報は選別する必要が出てきています。
また一つの事実として覚えておかなければいけないのが、質の良い情報は質の良い人たちの間でしか回らないと言うことです。
話が合わない人に無理に話をすることはどんどんなくなりますし、前提条件のレベルが違う人にも話しは降りてきません。
また、質の良い情報を取り扱える人は基準がそもそも高いです。
その情報に触れてその環境にいることは、自分の基準があがったり、話しについていくために知識をつけたり人としての魅力を増やしたりと、
自分にとってプラスになることが多いです。
優れている人はたくさんいて、
面白い人生や魅力的な人生を歩んでいる人はたくさんいて、
そういう人とのつながりはとても貴重なものです。
また、心地よい情報だけにすることで自分も心穏やかに必要なものにのみ集中して取り組む事ができます。
今までの日常の中で取捨て選択をするようで最初は大変かもしれませんが、
自分の貴重な時間を奪うのが情報なので、その選択は真剣に自分の心が喜ぶように実施すべきです。