今日から始めるぞと意気揚々と取り組み始めても、せいぜいその勢いは3日程度しか続かないもの。
すぐに成果が出るものであれば結果が分かり、継続しやすいけれど大抵の場合そんなにすぐには結果は出ない。
結果が出ないから正しいのか、効果があるのか、意味があるのかなどいろんな疑念をいだいてしまい、
だんだん実践が後回しになり、やがて実践すらしなくなる。
そうして、また継続できなかった・・・と自分を責めてしまう。
この気持ちはとてもよくわかるけど、すごく勿体ないことだと思う。
目標や計画は素晴らしいけれど・・・
僕は何か新しいことを始めるとき、計画に時間をかけてしまうやつでした。
具体的な行動レベルまで落として、自分の現状をきちんと分析して、実践できる計画なら、
むしろ計画をきちんと立てることはすばらしいことなのだけれど、
僕は体裁だけ整えるというか、恰好をつけるというか、やってる風を装うために計画や準備に時間をかけてしまう方でした。
これまでも何度もブログを書こうと思ったことがあるけれど、
その時にまずはいろいろと頭の中を整理しないといけないし、書き溜めないといけないからとノートを用意して、
結局そのノートはほぼ真っ白だったり、
読書を習慣化させようと本屋さんに行き、読みたいと思う本を選ぶのに時間をかけて、
本を購入してそのままほとんど読まなかったり。
何かをやろうと準備したり、計画したりすることで満足してしまっていた部分があるんだと思うんです。
自炊も掃除もランニングも全部長続きはしない。
ある時なんでなんだろう?とゆっくりと振り返り分析してみました。
すると見えてきたのは、やらなくてもいいことで、それほど好きでもないことで、
実践するのは時間がなさすぎたり、計画がそもそも無理な計画だったりと、続かない理由がたくさんありました。
特にやらなくてもいいことっていうことの影響力は大きくて、すぐに他の誘惑に負けてしまうんです。
自炊なら牛丼屋さんに行けば安くすぐに済むし、掃除も多少汚くても別に住めないわけではないので。
そしてだいたいこういう場合、やるかどうかの判断するきっかけになるのは時間の場合が多くて、
自炊したら時間が無くなって他のことができなくなるけど、
牛丼屋に行けば15分程度で食事が片付いておまけに後片付けもしなくていいとなると、
どうしても牛丼屋の方を選んでしまっていました。
どんなにいい目標でも、どんなに良い計画でも、
実際に自分が興味を持っていたり、心から続けたいと思ったことでなければなかなか続けることはできないし、
さらに時間がキツキツの状態ではなおさら継続することは難しいのです。
そもそも継続も習慣化も簡単にはいかないものだと思うようにした
習慣化するまで、それも多少の事では揺るがないくらい習慣化するまでには多くの時間が必要です。
生きていくために必要なことであればまだしも、そうでない場合は本当に時間が必要です。
そう、習慣化は簡単ではないのです。
僕はまずここを認めるようにしました。
その上でまずは継続することのハードルを思いっきり下げました。
以前は例えば日記を毎日こうと決めたとしたら、1ページきちんと書かなかいと継続していないと見なしていました。
書こうとしたけど途中までしか出来なかった場合も、計測できなかったと見なしていました。
でもよくよく考えると、途中までは書いているわけです。別にやらなくても死にやしないものを、
意思をもって続けようと試みたということなのです。
何もしなかったらゼロだけど、
ちょっとでも動いたら日常に少しだけだけれどプラスアルファがある、昨日よりも進んでいると思えるようになりました。
なのでそれ以来、先ほどの日記の例で言えば、日記を手にとって開くだけでもOKとしました。
日記を開いたということは、行動をしようとおもったことの証です。
なかなか普段の日常の中に新しいものを入れて継続する事自体が難しいのだから、その中で意思を持って行動した事自体を褒めて、
そして継続使用としているから継続できたということにしました。
もちろん毎日日記を開いているだけでは何も変わらないので、昨日よりも進むということを念頭においていました。
時間はかかりますが、とても小さいことでも続けているといつの日かそれが当たり前になります。
日記を書こうとしてノートを開くだけの毎日が続いたら、いずれ1日の中でノートを開くことは普通の事としてできるようになり、
ついで1行、2行と書くこと継続する事のハードルに変わります。
もちろんきちんと決まった量を確実にこなしながら継続し、それが習慣化するのが一番です。
でもなかなかそのようにいかない現実があり、継続できない事で一種の諦めや、自己否定が生まれてしまうのも事実なのです。
そんな風になるくらいなら、まずは継続のハードルを下げ、簡単でもとことん続ける事ができるようにしましょう。
小さな小さな一歩でも続けていると、いつの間にか結構進んでいるものです。
形にこだわって結果的に続かなかったら何も進まないけれど、
本当に少しずつでも毎日進んでいたら、それはちゃんと進んでいて、長い目で見ると大きく進むことに繋がります。
必ず習慣化できる日が来ますので、最初から張り切りすぎず、少しでも進み続けることを意識してみましょう。