僕は35歳~38歳くらいまで働き倒した時期がありました。
自分が招いた結果としてそうするしかなかったのですが、
今振り返ってもよくあれだけ長期間働けたなぁと思います。
そんな気力やスタミナはずーっと続くものだと思っていました。
38時間連続労働、月に休みが無い生活
身から出たさびなのですが、借金返済と生活費確保のために、
僕はサラリーマン時代は3つの仕事を掛け持ち、
脱サラ失敗後は最大で5つの仕事を掛け持ちしていました。
業務の質はともかく、一応38時間連続労働をしても大丈夫でしたし、
月に丸1日の休みが1日もない生活が数ヶ月続くなんてこともある生活を送っても、
どうにかやってこれました。
火事場の馬鹿力のようなものも働いていたんだと思います。
働いてる時は、常にこのどん底の時期を乗り越えたらこれだけ時間をたくさん使えるんだとか、
空いた時間はさらに仕事をいれて早くこの底の期間を乗り越えるんだとか思っていました。
ところが年齢を重ねるに連れて、
ちょうど37歳を越えたあたりから体力の衰えを感じるようになります。
働くのはほぼ肉体労働だったので、運動不足というわけではありません。
ですが、なかなか起きれなくなり、帰ったら泥のように眠る。
あわてて起きてすぐ仕事に行き、また終わったら泥のように眠るの繰り返しの日々となっていきます。
自分の状態が良好に向いてきたことも相まって、
緊張の糸が途切れたかのようにどんどん意欲が無くなっていきました。
認めたくはなかったのですが、確実に年齢的な衰えは発生していました。
年齢的な衰えとどのように向き合っていくか
年齢的な衰えは確実にやってきます。
前できたことや、以前の感覚ではうまくいかないときが必ずやってきます。
僕の場合はとにかく起きていられなくなり、常に眠い状態でした。
常に眠いので当然集中力も散漫です。
かなり効率の悪い働き方をしていたと思います。
ある時これは年齢的なものが原因だと認めました。
そして、今までのような無理が出来ないから現実的に計画して動こうということと、
無茶なことは出来ないものだと諦めようと割り切りました。
今までなら3つの仕事がこなせたところ2つないし、完璧な1つができればOKという風に、
できるだろうことの基準を下げ、その代わり精度高く濃い仕事をするようにしました。
このような考え方の変化は僕に大きな成果をもたらしました。
今までは眠い目をこすって、効率の悪いやり方でダラダラと時間を費やしていたのが、
実施している時間は短いのに、現実的に無理せずパフォーマンスを保てる動き方にしたおかげで、
成果を実感する事が出来たのです。
まだまだ若いと思っていたいですし、
年齢的に無理だなんて諦めるのはちょっと嫌な気もします。
ですが、年齢は偽れません。
だからこそきちんと自分自身を見つめ、
自分の限界点を見極める必要があります。
大切なのは継続して行動し、成果を得たり、目標を達成することなので、
その芯はぶらさずに、自分の身体と相談して進んで行きましょう。