学ぶということは本当に大事で、これを疎かにしてうまくいくなんてことはないんです。
でも学んでいるだけだと無駄ではないけど、ただ知識が増えただけであまり変わらないんです。
知識を入れることで、出来たような錯覚を起こす
知識を入れることや、何か学ぶことが習慣になっている人は、
そのために例え本を何冊読もうとも特に満足感を得ることはありません。
いつもやっていることだし、ゴールはそれが出来るようになることだから。
だけれど何も考えず日々の会社員生活を送っていると、
会社の仕事以外で新しい知識を入れる機会はどんどん無くなり、
別にそんなことをしなくても生きている状態になると思います。
普段の生活で手一杯。
TVを見たり、飲みに行ったりする時間はあるけれど、
その時間をわざわざ学びに使うなんてことは中々出来ないものです。
僕ももちろんそんな一人で、
学びたいなぁと思うものの中々出来ない。
休みの日に本を買ってみるものの、読み進めるのは最初だけ。
残りは次の日に・・・とか言いながら何日も経ってしまうことがよくありました。
そんな状態で本はなかなか進みが悪かったのですが、メルマガは違いました。
本よりもブログよりも短く、
タバコ休憩や、会社の休み時間やすきま時間、通勤時間で読めてしまう。
文章だけでなく対談動画とかもあって、解説動画もあったりして、
なんなら無料レポートなんてものもある。
学ぶことへのハードルがとても低くなり、
一時期僕はメルマガを30~40通くらい毎日読んでいました。
これだけの量を読むと、さすがに知識は豊富になります。
30人~40人の筆者の考えや手法を学ぶわけわけですからバラエティに富んでいて、
幅広く網羅できるようになりました。知識だけは。
メルマガや無料レポートや動画を見ることに多くの時間を費やし、
読んで表面を理解して満足感を得ていました。
そして自分はそれらのことが出来ると思い込んでいました。
実際にやってみたら、まったく出来なかった
知識をいっぱい入れて、なんとなく理解した気になっていて、
さらに誰かの質問にも答えれるような状態になっていた僕は、
もう完全に自分のスキルとして身についたなと思っていました。
だって、読んで、分かっている(分かった気になっている)ことなので。
さらに調子に乗っていたんでしょうね。
その知識を、あたかも自分は出来るんだという風にほぼ知ったかぶり状態で口に出していました。
これをああすればうまくいくよ、
とか、
こんな風な考え方があるけど、オレもそういう風に生きていこうと思っているんだよね、
とか・・・。
今振り返ると、当時の僕が求めていたのは、
スキルを身につけてそれが出来るようになることではなく、
知識をつけているという満足感と、
それを他人に言い、自分は他とは違うんだという一種の優越感みたいなものが欲しかったんだと思います。
ところが実践してみると、そんなにうまくいかないわけです。
イレギュラーなことも起こるし、何より筆者と自分の環境は同じではないからです。
本来は実際にやってみて、こういうイレギュラーや壁に遭遇して、
試行錯誤していく中で実力になっていくのだと思います。
ですが、そんなことは分かっているようでまったく分かっていなかったんですね。
結果僕は幅広い知識はもっているんだけど、
それを使いこなせない頭でっかちなインプットバカになっていました。
インプットは大事です。
でもそれ以上にアウトプットが大事で、なぜかというとやはりやってみないと分からないからです。
僕の好きなある社長さんが、
「知っているとやってみたの間には、漏らしそうと漏らしてしまった位の差がある」
と言っていたのですが、本当にそうだなと思います。
アウトプットだけでもダメ。
インプットだけでもダメなんです。
バランスが大事。
インプットが練習なら、
アウトプットは練習試合みたいなものです。
これらを改善するところは改善していきながら繰り返すことで、
やっと本番でも力を発揮できるようになるんだと思います。