浪費と書くとなんだか無駄なものにお金を駄々洩れさせているような気がしますが、
実際に使う瞬間はそんなことを思っていないことが多いはずです。むしろ意識すらしていないと思います。
お金を使っているときって気持ちいいものですよね。
締め付けてばかりでは続かない
できれば収入を増やして、支出を減らす、増やすのが大きく増える見込みがない場合には支出を減らす、
これがお金に困らなくなる生活への第一歩だと思います。
きっちりと常に守っていければ何も問題がないのですが、
生きていく以上お金を使う場面は様々で、その用途も多岐にわたります。
無駄使いをやめようと意気込んでも、長く続かなかった経験は誰しもにあることだと思います。
無駄使いはしない方がいいし、できれば必要最低限の支出で済ませたいものですが、
飲みには行きたいし、セールがあったら買い物したいし、たまには旅行もしたいし・・・なんて思うものですし、
これらがない生活が楽しいかと言ったら楽しくないと思います。
なので浪費って必要なんだろうなと個人的には思います。
それをすることでパフォーマンスやモチベーションが上がることもあるので、
一概に無駄なもの、悪いものだとは思っていません。
締め付けすぎて窮屈になると、生活が楽しくなくなり、つらくなり、だから続かないんだと思います。
思いに任せてではなく、常に自問する癖をつける
浪費は必要なものであると思っている一方、浪費には魔力があることも知っています。
浪費の歯止めが利かなくなるのです。
これくらいならいいかな?こういうのも必要だよね?まぁたまにはこんな日があってもいいか、
誘惑の言葉や思考の力は非常に強く、月間で見たら結構な金額になっていたなんてこともよくあります。
僕は完全に上述したタイプの人間で、一回我慢していたものが途切れると洪水のようにある程度のところまで流れ出て、
気づけば「あぁやってしまった・・・」となることが多かったです。
そしてこの習慣のようなものは意識的に変えようと努力するまでなかなか治りませんでした。
意識的に変えたのは、簡単なことをしただけで、
これを続けた結果、今僕は必要な(と思われる)浪費だけに、お金を使うような使い方に、変わったなぁと実感しています。
では何をしたかというと、
「これって浪費?いま必要?そもそもなんでこれほしいの?」
と必ず自問するようにしたことです。
行ったのはたったこれだけのことです。
浪費かな~、でもまぁ今はいいかというような感じで使っちゃうこともありましたし、
ただ単に心のスキマみたいなものを埋めるためだけに使おうとしているなと浪費をやめたこともあります。
浪費しようとしている自分の心理の奥の奥には、その物が欲しいとか、これが食べたいとかそういう欲求ではなく、
他のものがある時があるということが理解できてからは本当に浪費が減りました。
心の話はまた別の機会でするとして、まずは自問してみる癖をつけることは割りと簡単に始めることが出来ます。
最初はうまくいかなくても大丈夫ですし、
なんなら結局浪費しちゃった・・・でも大丈夫です。
人間の習慣はそんなに簡単に変わりませんし、ストイックがずーっと続けられる人もいればできない人もいます。
でも間違いないのはビックリするくらい浪費を減らし支出を減らすだけで、
生活の中の金銭環境は変化します。
まずは意識から。
ぜひやってみてください。