チャレンジしてみて思うようにいかなかった時、うまくいかなかった時、少なからず落ちこんだり、自分を卑下したりしてしまうもの。
それが久しぶりのチャレンジなら尚のこと、自分はダメなんだなやっぱり・・・なんて思ってしまいがちです。
僕はいろいろと挑戦して、たくさん失敗してきて、
その末にもうこれしかない、これがダメならもうダメだと思って挑戦して、結果ダメだったことが有ります。
その時もう自分はダメだと決め付けていたら、今の自分は無かったと思います。
失敗には必ず原因がある
ラストチャンスだと思って取り組んだことがうまくいかなかった時、正直もうダメだと思いました。
何やってもうまくいかない。次に新しいことに挑戦する時間も体力も金銭的な余力もない。もうここまでか・・・。
大げさに聞こえるかもしれませんが、これは実際に体験したことです。
この時の僕は大きな借金を抱えていて、精神的にも肉体的にもボロボロの限界が近い状況でした。
車を運転していて、このまま壁に突っ込んで楽になってしまいたいと本気で考えていた時です。
うまくいかなかったことや、失敗したことにフォーカスしてしまうと、自分はダメだなぁと思いがちです。
借金苦で本業以外で大きく稼ぐしか自分が思う人生を送る方法はないと思っていたので、
その道が絶たれたようなあの時の状況は、本当にお先真っ暗でした。
どうしていいか分からないのに、月日だけが過ぎていく。
残酷にも本業の時間は必ずやってくるので、それはきちんとこなさなければいけない。
だいぶ落ちていました。
そんな状態の僕が立ち直るための第一歩は、とにかく自分と向き合い、現実と向き合うことでした。
特に現実と向き合うことが重要で、自分の主観や思いを全て捨て去り、事実だけを見つめました。
起きている事象には必ず原因があります。
急に借金がある日突然自分に降りかかってきたわけでもないし、自分が何もしてないのに借金が増えていったわけでもない。
自分と同じ年代で、自分と同じ職場で、同じような給料で生きている同僚と自分の違いは何なのか見つめ、
何で自分が今の状態に陥り、それは何がきっかけで何が自分を突き動かしていたのかを見つめ、
最終的に自分が本当に生きたい生き方ってなんだろうというところまで見つめました。
次に同じ取り組みをしているのにうまくいってる人と自分の違いは何があるのかを見つめ、
自分がうまくいかない原因を客観的にあげていき、その原因を見つめました。
結果、自分は失敗するに決まっている状態で失敗していたことを自覚することができました。
失敗だらけでも、自分はダメな人間ではない
失敗した原因を見つめた時、もう一つ思ったことがあります。
それが「いっぱい失敗したけど、それは僕自身の存在そのものがダメだということなのか?」です。
自分なりにかもしれないし、方法はいろいろと間違ってきたけど、真剣に取り組んできました。
それもちゃんと見えていなかったけど、前向きに自分が思う人生を生きたいがために挑戦してきたという自負がありました。
世間一般の感覚で見たら、当時の僕の状態は最低のクズです。
別に誰かに言われたわけでも無いのですが、勝手に周囲から
「あいつバカだな」「何やってんだ」「終わってるな」と思われてると思っていました。
だけれどこれからも僕の人生を生きていくのは僕自身です。
バカだな~とか思っている奴の言うことを気にして生きたら、望むような人生が得られるなら喜んで気にして生きるのですが、
残念ながら自分の人生の責任は自分で負うしかないことを痛感しました。
その時、他人の意見や評判を気にしていても自分の人生はうまくいかないと腹落ちすることが出来、
さらには失敗してきた自分だけど、頑張ってきたのは事実で、決してダメではなく、その方法が間違っていただけだと気づけました。
すると視野が急に広くなり、いろんなことが見えてきだします。
まだまだ自分の人生どうにでもなると思えた瞬間でした。
うまくいかなかった時その原因をきちんと見て、分析して次に繋げるというのは本当に大切です。
そして痛手が大きければ大きいほど、そこから立ち直るには時間もパワーも必要なことを知っておくことも大切です。
もし今あなたが失敗続きなら、ちょっと視点を変えて客観的にその原因を分析してみてください。
なんでそれが起きたのかの原因を突き詰め、現実的に具体的にラッキーパンチを期待せずその対策を考えてみてください。
失敗したからといってあなたはダメではない。
次につなげれば全ての失敗は経験となり、次へ行くための必要な出来事になります。