全ての人がそうだとは言わないけれど、大人になるにつれ今の生活や環境が大事になり、自然になり、当たり前のものになり、それを壊したり、そこから大きく飛び出すような選択はしにくくなっているように思います。
自分で納得してそのような生き方をしているのならば良いのですが、本音は壊したい飛び出したいと思っていても、それをするほどのパワーが無く、本音を隠して生きていくうちに隠していることすら忘れてしまっている場合も多いのではないかなと思います。
それが良い悪いという話ではなく、行動したいと本心は思っているけどできないからそれを誤魔化すように、「~しようと思っている」「~だと思うんだ」のように、「思う」って言葉を多用しだしたらちょっと危険だと思っています。
「思っている」と「やってみた」の間にはとてつもない差がある
僕は結構「~と思っているんだよね」とか「こうなりたいと思っている」を多用し、さらにそれを人に言う奴でした。さらには言うことでなんとなく「自分は違う」と思うことが出来、優越感をちょっと獲得し、それで満足してしまう方でした。
これがもう無意識レベルで習慣化してしまっていて、さらにはちょっとだけ行動して壁にぶち当たるとすぐにシュンとしぼんでしまう奴だったので、余計タチが悪く、ここから抜け出すのはとても大変だった記憶が有ります。
どんなに格好いいことを言っても、どんなに凄いことを言っても、言ってるだけでは何も変わりません。
思いを言葉にして口に出すことは時に凄いパワーを導き出すし、有限実行できることはとても素晴らしいことです。
でも一方で、「思っている」と誰かに告げることでちょっとした満足感が得られることも事実なのです。
行動してみるとわかるのですが、想像していた通りに順当にいくことはほとんど無く、
いろんなイレギュラーや困難や想定外のことが次々に現れます。
でも行動するからこれらのことは分かるし、いろんな経験が出来て、そして成長できます。
一方で「思っている」といくら言っていても、何も変わらず時間だけが過ぎていくだけです。
最初は周囲も凄いなぁとか思ってくれるかもしれませんが、ずーっと口だけだと「あ~こいつ口だけ野郎だな」とか思い始めます。
そして何よりもクセがついてしまいます。
僕の場合は知らず知らずのうちに言うだけになって、言ってることに満足しどんどん行動できなくなっていました。
やってみたら自分にあっているかも分かるし、修正も出来る
最初は大変なこともあるし、勢いやパワーが必要なこともあるけれど、そこを気合で行動してみることをオススメします。
気合かよ~と思うかもしれませんが、最初の一歩は勢いでいった方がうまくいくと思います。
勢いで踏み出した第一歩が失敗でもいいんです。
大事なのは現状維持から抜け出したことと、動いたことによって一つの結果が出たことです。
思っているだけではそれが自分にあっているのか、自分の求めているものなのか分かりませんが、
行動することでそれらはどんどんクリアになっていき、分かるからこそ次に進んだり、もっと深めたりなど様々な選択をすることができます。
「~しようと思っている」と言いたくなるものですが、それをグッとこらえてまずは行動することを意識してみてください。
不思議と行動しだすとそのことでいっぱいになり、「~しようと思っている」が「~したんだけど、○○だ」にどんどん言葉が変わり、
「~しようと思っている」なんていっている暇がなくなります。