日常には様々な誘惑があります。
絶対にやるんだ!と心に決めていても、
人間の心はそんなに強いものではないんです。
時間はどんどん無常にも過ぎていく
1日24時間というのは全人類共通で、睡眠時間や食事やお風呂、労働時間を引くと
自分が自由に使える時間は限られてきます。
この限りある自分が使える時間を使用して、
遊んだり勉強したり旅行したり買い物したりするのですが、
この時間を有効に活用できることは自分らしい人生を送る上でとても大切です。
僕もこの時間を最大限有効に使用していました。
この時間を使用して学ばなければいけないと心に誓っていたからです。
それなのに実際はどうだったかというと、
TVであったり、マンガを読んだり、コンビニに行ったり、スマホを見たりして、
取り掛かるまでに時間を要し、限りある時間の中の少ない時間だけしか使えていませんでした。
例えば9時から自由に使える時間だとして、
それまでほかのことをしていたのに、9時ぴったりになったら急にモードが変わったように学びに時間を使うような芸当が、
いつも出来ればよいのですが、それは現実的に非常に困難です。
一息ついてから始めようだったり、
TVのこのコーナーが終わってから始めようだったり、
急に友人から連絡が来たりと、
本当にたくさんの誘惑が日常にはあるのです。
そしてそんな誘惑はお構いなく、時間は無常にもどんどん過ぎていくのです。
習慣化するまでは強制力が必要
日常の中の限りある時間を自分の学びに使おうという志は非常に素晴らしいものです。
そしてそのために一歩踏み出した行動はとても大切です。
その上で、実際に自分のスキルを身につけるためには行動の質が重要になってきます。
ただただ長い時間を費やせば良いわけでもないですし、短い時間で学ぶには限界がある。
最初から行動量も、質も良ければよいのですが、なかなかそんなことはありません。
言うなれば非日常のことをするわけですから、まずは日常に近い形にすることが大切です。
そのために僕が実践したのが習慣化するということでした。
習慣化するためには慣れるまで強制的に続けることが必要です。
最初からハードルを高いところに置くのではなく、
まずは着実に継続してできることにハードルをあわせる。
その上で、単純に行動するだけの状態までシンプルにする。
例えば英単語を覚えるとしたら、
覚えるための参考書を決めて、あらかじめ英単語を覚えるための時間をきめてその時間は厳守し、
参考書の何ページからいくつまで1日に覚えるかというところまで分解し、
時間が来たら参考書を開いてひたすら決めた数量を覚える。
これが決まってなかったら時間が来ても先に述べたような誘惑が押し寄せてきて、
そして気づいたら時間が過ぎていてなくなってしまうということになりやすいです。
また、最初から100%思い通りに時間が使えることもなく、
思い通りの成果が得られることもありません。
実践して、反省して、改善して、この繰り返しの中で自分なりの形が出来ていきます。
形を作るためにも継続することが大事で、
継続するためには誘惑が入り込む余地がない環境を構築しなければいけません。
日常の誘惑は、簡単に気軽に出来ることばかりで、
少しくらいいいよねといった心の隙間に見事に入り込んできます。
こういう弱い部分は人間誰しも持ち合わせているものです。
その弱い心に負けて、出来ない自分を卑下するのではなく、
そういったことは誰でも起こりうるのだから、
実行しやすい環境を作って強制力を持たせて、習慣化させることがとても大事なのです。