人が成長する上で自己投資は重要です。
講演会やセミナー受講だけでなく、読書も自己投資になりますし、
経験と言う意味では高級なものを食べることや高級なものをみにつけることも自己投資と言われます。
でもこの自分への投資と言う言葉はとっても耳障りのいい言葉なんです。
給料の一割は自己投資しなさいという教え
僕は会社員時代に「給料の一割は読書など自己投資につかいなさい」という教えを受けました。
また、父親が本当に読書家で本の素晴らしさを小さい頃から言われ続けてきたこともあり、
自己投資=読書という感覚でした。
読書は好きなのですが、僕の場合波が非常に激しく、読むときは読むけれど、読まない期間はばったりと読まなくなるような感じで、
なかなか継続は出来ませんでした。
ネットビジネスを学ぶようになり、様々な場面で自己投資の大切さが説かれるようになります。
ただしネットビジネスの世界は読書ももちろん自己投資の一つとして挙げられていましたが、
高級なものを身につけることや、高級なものを食べることなど、自分の日常の上の世界を経験することが成長するいい機会だ、
みたいなことをよく目にした気がします。
気がしますと言うのは今となっては自分の記憶違いか、都合のよい記憶の書き換えかもしれないと思うからです。
と言うのも、僕はいつの日からか無理して上の世界を見ようとする時、これは自分への投資だと思い込むようになっていたからです。
無理してと書いてあるとおり、普通に考えたら無謀であったり、するべきではないことなのですが、
これは自分への投資だーとか、
自分のブロックを壊すんだーとか、
なんとなく自分が成長するために必要不可欠なんだよと自分に言い聞かせ、
きちんと現状を見ずにお金を使うようになっていました。
その結果としてどん底に落ちることになりました。
ただ使うだけ、買っただけ、経験するだけでは単純な浪費と同じ
お金を使ったり、意を決して購入したりするとそれだけである種の満足感を得ることができます。
そして誰しも経験があると思いますが、買ったけど一度も開かない参考書や会員になったきりほぼ行かないジムなど、
これも一つアクションを起こして満足してしまう典型だと思います。
買っただけではただ一瞬の満足を得るためだけにお金を使ったことと一緒で、
自分への投資とするならきちんと身になるようにアクションを起こすことが伴わなければいけません。
自分への投資という大義名分があるので、その行動を起こしていれば、
なんとなくやっている感を得ることができるのですが、
これが結構くせ者で自分できちんと理解して、意識して自問しないと、
自分はちゃんとやっているから大丈夫と思い込んでしまいます。
大切なのは自分への投資をしたとして、それを身につけて次に活かすことで、
ただ単に購入しただけでは一瞬の満足で終わってしまうことを忘れないようにすることです。
自分への投資として、知らない世界に飛び込むことや、学ぶことはとても大切です。
せっかく大事なお金を使うのですから有意義に使いましょう。