人と人は関わり合いながら生きていくものです。
組織やコミュニティには様々な考えを持った人がいるのは当然で、
中には自分と馬が合わない人や、感覚が違う人がいるのも当たり前です。

そのような人と関わらざるを得ない機会は絶対にあると思いますが、
それはストレスを与え、僕らを疲弊させます。
一方で自分が一緒にいて心地よい人や一緒にいて楽しい人との時間は、
充実感や快楽を与えてくれます。

自分の大切な時間を共有するのですから、自分が本当に心地よい人とだけ共有するべきだと思っています。

誰かと関わるということは、自分の時間を共有しているとともに、相手の時間を奪っていることでもある

無意識に行っていることなのですが、会話や電話はもちろん旅行や飲みに行くなど、
誰かと行動を共にすることは時間を共有することになります。
共有するということは相手の時間を奪っていることと同義なので、注意する必要があります。

例えば相手がクリエイターだったとします。
自ら何かを生み出し、それを世に出すことで収入を得て生活している人がクリエイターなので、
作品を生み出すことに時間を注ぐわけですが、そこに電話が来てしまった場合当然作業は中断します。
電話しながら作業することもできるとは思いますが、効率悪化や精度の低下を招いているはずです。

極端な例を出しましたが、相手と時間を共にするということは相手の時間を奪っているのです。
さらには時間を共有することで、相手の思考の影響も受けます。

不満ばかりの人からはマイナスの影響を受けますし、
ネガティブな人からはネガティブな影響を受けます。
これは無意識レベルで起こっていることで、愚痴を聞いているといつの間にか自分も愚痴をいって、お互いに慰めあっていたり、
最初は建設的な話だったのにいつの間にか不満の発表会になったりしてしまった経験が誰しもあると思います。

人生の残り時間を考えたら自分の時間はとてつもなく貴重ですし、それは相手にとっても同じなのです。

でもこの感覚が無い人は結構いて、何も考えずあなたの時間を奪ってきます。
自分が相手の時間を無駄に奪わないことも大切ですが、
自分の時間を奪ってくる相手にも注意が必要で対応策を持っておく必要があります。

必要な連絡やコミュニケーションは大切ですし、
飲みに行ったり旅行に行ったりするのは楽しくプラスの面もたくさんあります。
相手があることなので、自分で取り捨て選択や対策を取っていくしかありません。
ぜひ意識してほしいと思います。

心地よい人とだけ付き合うと自分も引き上げられる

自分が付き合う人を心地よい人だけに限定すると、
価値観が一緒だったり、尊敬出来たり、純粋に心から楽しめる人以外とは関わらなくなります。

これによる一番の恩恵はマイナスの影響を受けにくくなることだと思います。
どういうことかというと、先程述べた通り時間を共有することは相手の時間を奪っているとともに、自分の時間も使用しています。

その時間で例えばマイナスな言葉を浴び続けると、それが次に尾を引き、
マイナスを解消してフラットにする作業が必要になります。
せっかく気分転換に飲みに行ったのに、その飲み会がつまらないものであったために、
別れた後に飲み直すとか、気分転換で追加で他のことをやってしまうなどはいい例です。

自分が一緒にいて心地よいと思える人を見極める目を養わなければいけないし、
思い切って心地よくない人から離れるということをしなければいけないので、最初は大変かもしれません。
ですが、これができるようになると、自分で選んだ自分の時間がとても有意義になり、
自分が良い状態でその次に向かうことができます。

また価値観が一緒だったり、尊敬出来たりする人からは吸収するものが多いですし、
自分の考えが話すことでまとまったりします。
これが価値観にズレがある人との間では、理解されないか理解されるまでに時間がたくさん必要で、
最悪の場合は意味不明な否定を受けます。

環境や立場上どうしても自分が心地よい人とだけ関わることが出来ない場合もあると思いますが、
プライベートの時間や自分の時間だけでも意識的に関わる人を自分で選ぶことはとても大切です。

意識の高い人たちからは吸収するものが多く、
その中にいるだけで自分の基準値がどんどん上がり、自分も引き上げられていきます。

関わる人は本当に大事です。
まして人生の残り時間は限られているのだから、その時間を共有する相手はきちんと選ぶべきだと思います。